
ホワイトニングを検討している方の中には、自分の歯はホワイトニングできるのかどうか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニングは万能な治療ではなく、歯の状態や体質によっては効果が出にくい、もしくは適さないとなる場合もあります。
ここでは、ホワイトニングができない歯・できない人の特徴と、治療前に知っておきたい注意点について詳しく解説します。
目次
■ホワイトニングができない「歯」とは
◎人工歯
ホワイトニングは天然歯にのみ作用する治療です。セラミック、レジン、銀歯などの人工歯は、ホワイトニング剤で白くすることができません。そのため、詰め物や被せ物が多い場合、周囲の歯だけが白くなり、色の差が目立つことがあります。
◎神経を取った歯(失活歯)
神経を抜いた歯は、内部から変色していることが多く、通常のホワイトニングでは十分な効果が得られないケースがあります。この場合、歯の内側から行う別の治療法が検討されることがあります。
◎重度の変色歯
抗生物質の影響や、歯の形成期に起きたトラブルによる変色は、ホワイトニングで白くなりにくいことがあります。色ムラが強い場合、期待していた仕上がりにならない可能性があります。
■ホワイトニングできない「人」とは
◎妊娠中・授乳中の方
ホワイトニング剤が胎児や乳児に与える影響は明確に分かっていないため、妊娠中や授乳中は控えるのが一般的です。安全面を考慮し、この時期は治療を延期することがすすめられます。
◎18歳未満の方
18歳未満の方は、歯の内部構造がまだ成長途中であるため、ホワイトニングによる刺激の影響を受けやすいとされています。特に歯の神経が大きく、知覚過敏や痛みが出やすくなる可能性があることから、歯科医院では18歳未満のホワイトニングは行っていないケースが多いです。
将来的に安全にホワイトニングを行うためにも、成人後に検討することが望ましいとされています。
◎無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症は、体内で過酸化水素を分解する酵素(カタラーゼ)が欠乏している、または働きにくい体質です。
ホワイトニング剤には過酸化水素が含まれているため、無カタラーゼ症の方が使用すると、口腔内に強い炎症や組織障害を起こすリスクがあります。このため、無カタラーゼ症と診断されている方は、ホワイトニングを受けることができません。
◎重度の知覚過敏がある方
ホワイトニングは一時的に歯がしみやすくなることがあります。もともと知覚過敏が強い方は、症状が悪化する可能性があるため、慎重な判断が必要です。
◎歯周病やむし歯が未治療の方
歯周病やむし歯がある状態でホワイトニングを行うと、痛みやトラブルにつながることがあります。ホワイトニング前に、必要な治療を済ませることが大切です。
■ホワイトニングはできるけど注意が必要なケース
◎歯の表面にヒビがある場合
エナメル質に細かいヒビが入っていると、薬剤がしみやすく、痛みが出ることがあります。
必ずしもできないわけではありませんが、事前の診断が重要です。
■ホワイトニングができないといわれた時の選択肢
ホワイトニングが適さない歯や人の場合でも、歯を白くする方法がまったくないわけではありません。セラミック治療など、歯の色を補綴物で整える方法が検討されることもあります。
ただし、歯を削る必要がある治療も含まれるため、メリット・デメリットを理解した上で選ぶことが大切です。
【ホワイトニングで後悔しないために】
ホワイトニングは手軽に歯を白くできる治療ですが、全ての歯、全ての人に対して万能な治療法ではありません。事前にホワイトニングができない歯やホワイトニングができない人の条件を知っておくことで、納得して治療を進めるための助けになります。
