
鏡を見た時に、なんだか歯の色が周りと違うと感じたことはありませんか?
それは、詰め物や被せ物の経年劣化が原因かもしれません。
特に保険診療で使用されるレジンや銀歯は、年月の経過とともに色の変化や劣化が起こりやすい素材です。
この記事では、詰め物、被せ物に使われる代表的な素材の変化や、放置した場合のリスク、そして見た目を取り戻す方法について詳しく解説します。
目次
■レジンの詰め物・被せ物はなぜ色が変わる?
◎レジンとは?
レジンとは、保険診療で使用される白いプラスチック素材のことです。
前歯や奥歯の小さなむし歯治療で広く用いられています。
治療費が安価で治療期間も短いのもメリットです。
◎レジンは吸水性があり変色しやすい
レジンは長期間口の中で使用すると、飲食物の色素を吸収したり、唾液の水分を取り込んだりすることで変色が起こることがあります。
最初は白かったレジンが、数年で黄ばみや茶色っぽさが出てくるのはこのためです。
特にコーヒー、紅茶、ワイン、カレーなど色の濃い飲食物が多い方、喫煙習慣がある方は変色が進みやすい傾向があります。
■銀歯の被せ物の色の変化とは?
◎銀歯とは?
保険診療で一般的に使用される金銀パラジウム合金は、強度が高く奥歯の治療に広く使用されています。
しかし、見た目が金属色で目立ちやすい点はデメリットに感じる方もいらっしゃいます。
◎銀歯の経年劣化による黒ずみ
銀歯は口の中の湿度や温度、金属と唾液の化学反応によって、だんだんと黒ずみが生じることがあります。また、銀歯の縁が徐々に劣化することで段差が生じ、そこに汚れが溜まることで境目が黒く見えるケースも多く見られます。
◎メタルタトゥー
金属イオンが溶け出すことで歯肉が黒く見えるのがメタルタトゥーです。
見た目が良くないだけでなく、金属アレルギーのリスクもあるため注意が必要です。
■詰め物・被せ物の経年劣化を放置するとどうなる?
◎段差からむし歯が再発しやすい
劣化した詰め物や被せ物は、歯との間に小さなすき間や段差が生じやすく、そこに汚れが入り込むことでむし歯の再発リスクが上がります。
◎噛み合わせの不調につながることも
摩耗が進むと噛み合わせが変わり、顎の負担が増えることがあります。
特に奥歯のレジンや銀歯は経年劣化で高さが変わりやすいため、注意が必要です。
■白いセラミックに変えるメリットとは?
上記のようなお悩みを抱えている方は、レジンや銀歯を白いセラミックに変えることで悩みが解決する可能性があります。
◎セラミックは変色しにくく長期間美しさが続きやすい
セラミックとは、陶器のような硬い素材で、経年劣化による変色がほとんどありません。
光の透過性が高く、天然歯に近い色が再現できるため、前歯、奥歯のどちらにも向いています。
◎むし歯の再発リスクを減らせる
セラミックは密着度が高く、歯とのすき間ができにくいです。そのため、汚れが溜まりにくく、むし歯の再発リスクを低減できます。詰め物、被せ物を繰り返し交換してきたという方ほど、長期的なメリットを感じやすい素材です。
◎歯肉が黒くならない
金属を含まないメタルフリー素材のため、金属アレルギーの心配もなく、歯肉が黒くなるトラブルもありません。審美面と健康面の両方にメリットがあります。
◎強度が高く奥歯にも適用しやすい
当院でも取り扱いのあるフルジルコニアやジルコニアセラミックは高い強度があり、強い力がかかる奥歯の治療にも使用できます。白い歯で全体の明るさを整えたい方にもおすすめです。
【詰め物・被せ物による経年劣化は注意が必要】
歯の色が違って見える原因は、むし歯だけでなく詰め物、被せ物の経年劣化であるケースが多く見られます。レジンや銀歯は時間とともに変色や摩耗が進むため、見た目だけでなくむし歯の再発や歯肉の黒ずみとして現れることもあります。
気になる部分がある場合は早めに歯科医院でチェックし、必要に応じてセラミックなどの変色しにくい素材に交換することで、美しさと機能性の両方を長く維持できます。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
