「歯を白くしたい」「もっと自信を持って笑いたい」そんな願いを叶えてくれるのがホワイトニングです。
しかし実際に治療を検討する際、「ホワイトニングとは?」「必要性はあるの?」「本当に効果があるの?」といった疑問を抱く方も少なくありません。
この記事では、ホワイトニングの基本的な仕組みから、得られる効果やメリットについて詳しく紹介していきます。
目次
■ホワイトニングとは?
◎薬剤によって歯の内部から白くする処置
ホワイトニングとは、専用の薬剤を使って歯の色素を分解し、歯を本来の色よりも白くする処置です。
クリーニングとの違いは、表面の汚れを落とすのではなく、歯の内部にある黄ばみや着色成分に化学的に働きかける点にあります。
歯を削ることなく白さを引き出せる方法として、多くの方に選ばれています。
◎加齢や生活習慣による黄ばみに対応
日常的に口にするコーヒー・紅茶・赤ワインなどの色素や、喫煙によるヤニなどは、歯の黄ばみの原因となります。
また、年齢とともに歯の表面のエナメル質が薄くなり、その内部の象牙質の色が透けやすくなることで、黄ばみが強くなる傾向にあります。
ホワイトニングはこれらの、歯の内部からの変色や、外的要因で着色した歯に効果があります。
■ホワイトニングの効果とは?
◎歯の明るさを数段階アップできる
ホワイトニングでは、個人差はありますが平均して2段階〜4段階ほど歯の色調が明るくなるといわれています。
処置後は鏡を見るたびに歯が白くなったと実感しやすく、見た目の印象に大きな変化が生まれます。
◎笑顔に自信が持てるようになる
歯の色が明るくなることで、表情全体が清潔で明るい印象になります。
そのため、人前で話すことが多い方や、接客・営業職の方などにとって、ホワイトニングは第一印象を良くするための方法のひとつとしても取り入れられています。
◎メイクや服装の印象まで変わることも
白い歯になることで、肌の色がより明るく見えることがあります。
また、清潔感が増すことで全体の印象が整い、普段のメイクや服装も引き立ちやすくなるという意外なメリットも。
■ホワイトニングのメリット
◎クリーニングでは落とせない色素を落とせる
歯科医院で行うクリーニングは、歯の表面に付着した汚れや歯石を除去する処置です。
しかし、歯の内部に浸透した色素や、加齢によって変化した象牙質の色は、クリーニングだけでは改善できません。
ホワイトニングはこうした内側からの黄ばみに対応できる処置といえるでしょう。
◎短期間で効果が得られる
歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、1回の処置でもある程度の白さを実感できることが多く、イベント前や写真撮影の予定があるときにも即効性が期待できます。
当院でも採用しているホームホワイトニングは、比較的低い濃度の薬剤で徐々に歯を白くするため、オフィスホワイトニングより時間がかかりますが、ゆっくりと時間をかけて歯にアプローチしていくため、白さが持続しやすいです。
◎見た目の美しさだけでなく意識の変化にもつながる
ホワイトニング後は「せっかく白くした歯を維持したい」という気持ちから、歯磨きや定期的なメンテナンスをより丁寧に行う方が増えます。
このように、見た目だけでなく意識の変化をもたらし、結果として口腔内全体の健康維持にも貢献します。
■注意点も知っておこう
◎人工歯には効果がない
ホワイトニングは天然歯にのみ効果があり、詰め物や被せ物、インプラントなどの人工歯は白くなりません。
そのため、前歯に補綴物が入っている場合は、ホワイトニング後に色のバランスを見ながら再製作を検討することがあります。
◎効果の持続にはメンテナンスが必要
ホワイトニングの効果は半永久的なものではありません。
生活習慣によって再着色する可能性があるため、定期的なメンテナンスや追加のホワイトニングが必要になる場合もあります。
【ホワイトニングは歯の印象を変える第一歩】
ホワイトニングは、歯の内側から黄ばみを分解して白さを引き出す処置です。
見た目の改善だけでなく、自信や生活習慣の向上にもつながる多くのメリットがあることから、幅広い年代で注目されています。
ホワイトニングとは何かをしっかり理解した上で、自分にとって必要かどうかを考え、まずは歯科医院での相談から始めてみてください。