ラミネートべニアは、時間をかけずに白い歯を手に入れるための人気のある審美治療法ですが、「外れやすいのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
この記事では、ラミネートべニア治療を行おうか迷っている方に、ラミネートべニアの構造や治療の詳細、さらに強度や寿命について解説します。
目次
■ラミネートべニアとは?
◎ラミネートべニアの構造
ラミネートべニアは、非常に薄いセラミック製の爪のようなものを歯の表面に接着することで、白い歯を手に入れる治療法です。
セラミックは天然歯とよく似た光沢を持ち、審美的な面でも非常に優れています。
また、薄い爪のようなものを歯に貼り付けるだけのため、治療による歯の切削は最小限に抑えられます。
◎おおまかな流れ
ラミネートべニアの治療は、まず歯の表面を少し削り、患者さんの歯に合ったべニアを歯科技工士が作成し、最終的に強力な接着剤を使用してべニアを歯に固定します。
一般的に2回から3回の通院で完了し、治療期間は1か月以内が目安です。
■ラミネートべニアの寿命とケア
◎長期間の耐久性
ラミネートべニアは、通常10年から15年以上の寿命を持つとされています。
これは、セラミック自体の高い耐久性と、近年の強力な接着技術によるものです。
適切なケアを行えば、さらに長期間使用することも可能です。
◎メンテナンスは歯科医院で
ラミネートべニアの寿命を延ばすためには、定期的な歯科検診と適切なメンテナンスが欠かせません。
特に、べニアの周囲の歯肉と、歯との接着場所の境目を健康に保つことが重要で、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングが大切です。
◎外れにくいが、万が一の対処も可能
ラミネートべニアは外れにくいですが、万が一外れた場合でも再接着が可能です。
しかし、場合によっては再度少し歯を削る必要が出てくるため、注意が必要な面もあります。
■ラミネートべニアのメリット
◎治療期間は比較的短い
ラミネートべニアの治療期間は、通常1か月以内で完了します。
初回のカウンセリングから最終的なべニアの接着まで、スムーズに進めば数週間で終了します。
このため、忙しい方でもスケジュールを調整しやすい治療法といえます。
◎ホワイトニングができない方にもすぐに効果を発揮する
ホワイトニングでは効果が得られない歯の変色や、形状が気になる方にとって、ラミネートべニアは即効性のある解決策です。
セラミックで覆うことで、ある程度理想の色や形に整えられ、短期間で美しい笑顔を手に入れることができます。
■ラミネートべニアの注意点
◎大きな力がかかる場合は対処が必要
ラミネートべニアは強力な接着剤で固定されていますが、硬いものを噛んだり、歯ぎしりをしたりすることでダメージを受ける可能性があります。
そのため、治療後は硬い食べ物を避ける、ナイトガードを使用するなどの予防策が必要なケースもあります。
◎歯を削る点に注意
ラミネートべニアを装着する際、歯の表面を少し削る必要があります。
これはべニアをしっかりと接着するために必要なステップで、削る量は最小限に抑えられていますが、自然歯を削ることに抵抗がある場合は、事前に歯科医と十分に相談することが大切です。
【メリットと注意点を把握して】
ラミネートべニアは、強度のある接着剤とセラミック材質によって、近年では非常に外れにくくなっています。
寿命も10年から15年以上と長く、適切なメンテナンスを行えばさらに延ばすことが可能です。
治療期間も短く、違和感が少ないため、忙しい方にも適しています。
メリットと注意点をよく理解して、ご自身のライフスタイルに合った選択できると良いでしょう。