先日行われました、西都児湯地区の親と子よい歯のコンクールで、当院歯科衛生士親子が、一位となり表彰を受けました。4歳のお子さんはむし歯、治療歴は1本もなく、母親は1本だけ小さなレジン充填がされているだけの綺麗な歯をしています。
親子共々、小さい頃から2世代にわたって歯を大切にしてきた結果です。
どのようにしてこの様な素晴らしい結果が達成できたか、聞いてみました!
小倉昌子(歯科衛生士)
娘(4歳)さんについて
虫歯のない綺麗な歯を保つために、日頃から気をつけている事がいくつかありますので紹介します。
おやつの回数は1日1回、時間を必ず決めて食べる、おやつの種類はできるだけ白砂糖が、含まれていない物、または少ないものを選ぶようにしています。 (平日は保育園に通っている為、休日のおやつの与え方です。)
夜の仕上げみがきは、必ずフロス、フッ素入りの歯みがきジェルを使用しています。
日頃からお茶、お水が基本で、ジュース等は特別な時だけにしています。 ジュースを飲んだ後は、最後に必ずお茶、お水を飲むようにしています。
自分で歯みがきをする習慣を身につける為に、虫歯ができないように、歯みがきをしないといけないという、絵本を時々読んだりしています。
歯みがきの大切さや、何で歯みがきをするのか?なぜ必要なのか? それに限らずですが、自分で考える力、自分で気付ける力、何に対してもですが、与えるだけでなく、変化できるきっかけや、声掛けで、少しでもいい方向に向かってくれたらと思っています。
何か1つでも参考になれば幸いです。
お子様の歯の将来は、親の歯に対する意識や、環境で大きく変わると思います。 お子様が将来、虫歯や歯周病で、失う歯がなく、自分の歯で美味しく食事ができるような将来を手助けしていきたいと思います。
母親(本人)について
私の両親は、私が小学校1〜2年生まで、共に公務員、共働きでした。母は特別養護老人ホームの調理師をしていました。
両親が仕事の間は、祖母が3歳までみてくれていて、3歳から幼稚園に入りました。 両親の膝の上で、よく仕上げみがきをしてもらっていました。
おやつは、蒸しパンや、手作りの物、果物が多かった記憶があります。 それもあってか、昔から果物が好きで、おやつも、果物やおせんべい等が多かったように思います。
母は、歯に対する意識が高かった為、小学校の頃は、よく歯科医院で定期検診、ブラッシング指導を受けていました。 歯並びがわるくならないようにと、乳歯がぐらついて、永久歯の頭が出てきていて、数回乳歯抜歯をした記憶があります。
自宅用の染め出し液があり、自宅で染め出し液で歯垢を染めて、姉と一緒によく歯みがき、フロスをしていました。 おそらく、学生時代に通院したのは、小学校5〜6年生頃に通院したのが最後だと思います。
この頃から、スポーツ少年団に入りなかなか通えなくなり、中学は、毎日部活が遅くまで練習で通えず、スポーツ推薦で進学した高校は遠方で寮に入った為、年に2回程しか帰省できなかった為通院できず。 少年団の頃から、中学まで炭酸飲料が禁止でした。また、高校では寮に入り、1日3食すべて管理栄養士によりカロリー計算された食事でした。
高校時代は、間食が一切禁止、スポーツ飲料も指定されており、ジュース類は、100%ジュースしか飲んではいけないという、昔ながらの決まり事がありました。 今でも、あまり間食の習慣がなく、ジュースを飲む事が少ないです。 学生時代の影響で、今でも炭酸飲料が苦手です。
小さい頃から、定期検診、ブラッシング指導、フロス使い方など、習慣付かせてくれて、歯の大切さを教えてくれた両親に感謝しています。
また、中崎歯科医院に歯科衛生士として、就職させていただいてから、数え切れない程、沢山の勉強会に参加させていただき、先生方からの御指導の元、新しい知識を得ることができる環境に本当に感謝しています。